100日後に死ぬワニがなぜ炎上したのかヲタクバンドマンが真面目に考えてみる。
こんにちは!
今回はここ3ヶ月ほどTwitterで流行りに流行った100日後に死ぬワニに関してお話しを書かせて頂きます。
この作品ですが、漫画家兼イラストレーターとして活躍をされているきくちゆうきさんと言う方が毎日Twitterに投稿されていた4コマ漫画になります。
最終話にワニ君が死んでしまうまでをカウントダウン式で連載しており、アプローチ内容共に多くの人の心を掴み人気コンテンツとなりました。
しかし、最終話の直後に事態は一変します。
ワニ君が死んでしまった直後に書籍化、映画化、グッズ化と立て続けに宣伝され
Youtubeに公開されたいきものがかりとのコラボ動画で電通の関係者がクレジットにあったことから「電通が裏で糸を引いていたのか」、「急に金を稼ごうとしだして萎えたわ」等のコメントが殺到し瞬く間に炎上してしましました。
この一連の流れをワニ君の100日を楽しませていただいた1ヲタクとして、そして同じエンタメを生業としている1バンドマンとして考えた意見を書かせて頂きます。
ファンは別にお金を稼ぐことに怒っているわけではなさそう
この炎上に関して世間への反論に「漫画をタダで読むことは当たり前じゃないのにそこを勘違いした人が騒いでいそう」と言う内容をよく見かけますがファン心理としてそこは今回の炎上の本質ではないと感じております。
100日後に死ぬワニを通して日々の尊さや命の大切さ等様々な思いを読者の方々は間違いなく抱いていたと僕は考えております、直前に作者の方がご自身も友達を亡くしてしまっている話を公開したりすることで読者は色々な思いを抱えながら最終話を味わっていたと思います。
そんな矢先明らかに用意されていた販促の数々が目に入ってきます。
読者の方の多くは余韻の途中に水をぶっかけられたような気持ちになり、悲しみ、そして怒りへと気持ちが変わってしまったのだと思われます。
これが作者の方個人で書籍化をして書籍を販売するだけだったらこんな騒ぎになることはなかったのではないかと個人的には思っております。
マネタイズを嫌ったのではなく、露骨すぎる大人の手口を嫌ったと言うことです。
マネタイズする際にどのように見られてしまうのかを考えることは今後あらゆる面で重要になってくる時代ですね。
SNSやYoutubeを利用する人々は内容だけでなくそのコンテンツにまつわる物語性も合わせて楽しんでいることが今回の一件から読み取れますね。
確かに最初個人レベルだと思っていたものが何の前触れもなく大きな大人の力で動き出してしまうとヲタクとしてはあまり嬉しくないですね。
Vtuberの中の人が露骨にバラされてしまうことと同じくらい嫌ですね笑
最後に炎上はしてしまいましたが、100日後に死ぬワニと言う作品は今までにないアプローチの漫画だったので作品としてはとても楽しませて頂きました。
作者のきくちゆうきさんの今後の作品やコンテンツに期待をかげながら私はさせて頂きます。
また、次の記事でお会いしましょう。
それでは!
・バンドのMV 観てください!!